自己肯定感が低い人の恋愛はつらい。少しずつ自分を変えて、健康的な恋を楽しもう!

いつも恋愛が上手くいかないと悩んでいる人は、自己肯定感の低さが関係しているかもしれません。

自己肯定感とは、ありのままの自分を認めてあげることです。

自己肯定感が低いと、恋愛で同じ失敗を繰り返してしまう可能性があります。

本記事では、自己肯定感が低い人の恋愛傾向や、自己肯定感が低い原因、自己肯定感を上げて恋愛を楽しむ方法などを解説します。

少しずつ、自己肯定感を上げて良い恋愛をする参考にしてみてください。

目次

自己肯定感が低いとは?どのような状態か

開かれた本

自己肯定感とは、良い面も悪い面も含めた、ありのままの自分を認めてあげることです。

ここでは、自己肯定感が低いとはどのような状態なのかを解説します。

それぞれを詳しく見ていきましょう。

ものごとをネガティブに捉えやすい

自己肯定感が低いと、ものごとをネガティブに捉えやすくなります。

新しいことを始めるときに「失敗したらどうしよう」と大きな不安を感じたり、トラブルが発生したときに「私が悪いんだ」と思い込んでしまったり、ものごとを前向きに考えることが難しくなってしまいます。

自分に自信がなく、いつも不安な気持ちを心の中に隠し持っている状態といえるでしょう。

自分にはできないと思ってしまう

ありのままの自分を認めてあげられない人は、自分に自信がもてず、能力的にできることであってもできないと感じてしまいます。

新しい仕事を頼まれたときなど、やりたい気持ちがあっても、失敗に対する不安のほうが大きくなってしまい、断ってしまうかもしれません。

「失敗しても、改善してまた挑戦すればいいや」と前向きに考えることが難しいのです。

人と比べて劣等感を抱きやすい

人と自分を比べてしまい、「あの人と比べて私はダメだ」と劣等感を抱いてしまうのも、自己肯定感が低い人の特徴です。

自分が人より勝っているところには目を向けようとせず、劣っている部分にばかり注目してしまうのです。

他人と比べて劣等感を抱いてしまうと、自分の嫌なところがますます目についてしまい、さらに自分を嫌いになるという悪循環に陥ってしまいます。

「どうせ自分なんか」が口癖になっている人は、要注意です。

自分の意見がない・主張できない

自己肯定感が低い人の中には、親の顔色をうかがって育った人も多いかもしれません。

いつも親の機嫌をとらなければならない環境で育つと、親の主張が優先されてしまい、自分の意見に自信をもてなかったり、意見自体がない大人になったりしてしまうかもしれません。

また、自己肯定感が低いと、人にどう思われるかを過剰に気にしてしまいます。

「こんなことを言ったら変に思われるかもしれない」「反対意見を言って嫌われたらどうしよう」などと考えてしまい、自分の意見を主張できないのです。

保守的でチャレンジできない

自己肯定感が低い人は、自分自身に対して不安を抱きやすい傾向があります。

自分の力を信じられず、不安でいっぱいの状態で新しいことにチャレンジするのは、恐怖でしかないでしょう。

「私なんかどうせ失敗するに決まっている」と考えてしまい、保守的になってしまうのです。

完璧主義

自己肯定感が低いと、なかなか自分にオッケーを出せません。

「このくらいじゃダメだ」「もっとやらないといけない」と、自分を追い込み完璧主義に陥ってしまうことがあります。

まだまだ足りないという気持ちが強く、自分を責めてしまいがちです。

失敗したり、他人からダメ出しされたりすることを極端に恐れ、もっと完璧にやらないといけないと考えてしまいます。

自己肯定感が低い人の恋愛傾向

首をかしげる女性

自己肯定感の低さは、恋愛にどのような影響を与えるのでしょうか。

ここでは、自己肯定感が低い人がやってしまいがちな恋愛傾向について、解説します。

それぞれを具体的に見ていきましょう。

なかなか恋愛に踏み切れない

素敵だなと思う人に出会ったら「アプローチしたい」「付き合いたい」と思うものです。

自己肯定感が低い人は、「どうせ自分なんかを好きになるはずがない」と考えてしまい、なかなか恋の1歩を踏み出せません。

また、自分のことを好きだという相手が現れても「騙されているんじゃないか」「こんな自分を好きになるなんてどこかおかしいんじゃないか」などと考えてしまい、恋愛に発展せずに終わることも多いかもしれません。

自分を信頼できていないため、相手のことも信じられないのです。

相手の顔色をうかがい、何でも許してしまう

自己肯定感が低い人は、嫌われることを極端に恐れているため、恋愛相手の言いなりになって、何でも許してしまう傾向があります。

自分にとって無理な要求であっても、断って嫌われるよりはましと考えてしまうのです。

浮気されたときでも「怒ったら自分の元を去ってしまうかもしれない」と思い、許してしまうこともあるでしょう。

相手本位の恋愛になりがちで、いつの間にか都合の良い女になってしまうこともあるかもしれません。

自己犠牲をして、相手のために行動してしまう

自分で自分の価値を感じられていないと、相手に尽くすことに自分の価値を見出してしまうことがあります。

恋人のために行動し、喜んでもらうことこそが自分の存在価値だと思い込んでしまうのです。

恋人のためであれば自己犠牲も厭わず、お金や時間をつぎ込んでしまうため、便利な女と思われていることもあるかもしれません。

相手に依存し束縛してしまう

自己肯定感が低い人は、自分で自分の価値を感じられないので、恋愛相手に認められることに自分の価値を見出してしまいます。

恋愛相手がいなくなると、自分の価値が危うくなるので、依存したり束縛したりしてしまうのです。

相手の行動が常に気になり、毎日のスケジュールを把握していないと不安になるかもしれません。

自分にはこの人しかいないと思い込み、必死に自分のところにつなぎ止めようとしてしまいます。

相手の浮気を疑ってしまう

自己肯定感が低いと「こんな自分は浮気されても仕方ない」と思ってしまい、恋人に浮気されないかという不安が常につきまといます。

恋人に急な出張が入ったり、LINEの返信が遅かったりするだけで不安になり、浮気を疑ってしまいます。

相手からすれば、彼女が自分のことを信じてくれていないことが悲しく、気持ちが冷めるきっかけになってしまうかもしれません。

恋愛に疲れやすい

本来、恋愛はお互いにありのままの相手を認め合い、許し合うものです。

自己肯定感が低い人は、自分で自分を認められず、相手に認められることに必死になってしまい、本来の自分を出せません。

自分の良いところしか好きになってもらえないと思っているので、悪いところを見せるのが怖いのです。

相手本位の恋愛で素の自分を出せずにいると、窮屈で疲れやすい恋愛になってしまうでしょう。

浮気しやすい

自己肯定感が低い人は、自分を認めてくれる相手を求めているので、自分を受け入れてくれる人が現れると、浮気に走ってしまいやすい傾向があります。

相手に必要とされることに自分の価値を見出しているので、求められるとなかなか断れないのです。

また、ノーと言うことが苦手で相手に流されがちなことも、自己肯定感が低い人の特徴です。

自己肯定感が低い人が恋愛で失敗しやすいこと

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自己肯定感が低いと、恋愛で同じ失敗を繰り返してしまう可能性があります。

ここでは、自己肯定感が低い人が恋愛で失敗しがちなことを解説します。

自己肯定感が低い人が恋愛で失敗しやすい2つのこと

それぞれを詳しく見ていきましょう。

相手に冷められてしまう

自己肯定感が低いと、相手への依存度が高い恋愛をしてしまいがちです。

いつも相手からの愛を確認しないと不安で、何度も「私のこと好き?」と聞いてしまうこともあるでしょう。

また、不安から相手の行動をチェックしたり、浮気を過剰に疑ったり、束縛してしまうこともあるかもしれません。

このような恋愛は、相手からすればストレスが大きく、彼女のことを重く感じたり、信用されていないと感じたりして、気持ちが冷めていってしまいます。

DV・モラハラを受けてしまう

相手に尽くすことに自分の価値を見出すような恋愛をしていると、いつの間にか相手にとって都合のいい女になってしまい、相手の言いなりになってしまう恐れがあります。

自己肯定感が低い人は、ダメな男性を好きになってしまうことも多いです。

なかには、何でも言うことを聞いてくれる彼女が自分から離れていかないようにするために、DVやモラハラを行う男性もいます。

彼女がノーと言えないのを良いことに、自分の思い通りに彼女をコントロールしようとするのです。

自己肯定感が低くなる原因

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自己肯定感が低いと、良い恋愛がしにくいだけでなく、生きることそのものがつらくなってしまうかもしれません。

ここでは、自己肯定感が低くなってしまう原因を解説します。

自己肯定感が低くなる2つの原因とは?

自分に当てはまっていないか、確認しながら見ていきましょう。

幼少期の家庭環境

三つ子の魂百までというように、生まれ育った家庭環境は自己肯定感に大きな影響を与えます。

親が厳しく、なかなか褒めたり承認したりしてくれなかった場合、「自分は必死に頑張らないと認められない存在なんだ」と感じてしまうでしょう。

また、親からの暴力やネグレクトなどを受けて育つと、「自分は大切にされない存在なんだ」「虐げられる存在なんだ」と感じ、自分で自分を大切に思えなくなってしまいます。

ありのままの自分を受け入れてもらえなかった幼少期の経験が、低い自己肯定感につながっているのです。

過去の人間関係

学校や職場などでの過去の人間関係も、自己肯定感に大きな影響をおよぼします。

家庭で親がありのままの自分を認めてくれていたとしても、学校でいじめられたりからかわれたりすると、自分の価値に疑問を抱いてしまうかもしれません。

また、職場で常に競争を強いられたり、仕事の失敗を強く叱責されたりすることでも、「競争に勝たなければ自分には価値がない」という価値観を作ってしまうことがあります。

学校や職場に限らず、過去の人間関係の中に、自己肯定感の低さにつながる原因が隠れている場合が多くあります。

自己肯定感を高めて、健康的な恋愛を楽しむ10の方法

前を向く女性のイメージ

今、自己肯定感が低いからといって、幸せな恋愛を諦める必要はありません。

自己肯定感を少しずつ高めていくことで、健康的な良い恋愛ができるようになります。

自己肯定感を高め、自分らしい恋愛を楽しむための参考にしてみてください。

➀不安を書き出し、自分のダメだと思っているところを整理する

心の中でモヤモヤしている不安は、書き出して目に見える形にすることで整理できます。

また、不安に思っていること、自分のダメだと思っているところを書き出すことで、対応策も見えてきやすくなります。

客観的に見てみると、実は大したことではないと思えることもあるでしょう。

目に見えない不安を増大させないためにも、ぜひ定期的に心のモヤモヤを書き出す習慣を身につけてみてください。

②できないこと(短所)を数えず、できること(長所)に目を向ける

人は誰でも、短所と長所をもっています。

自己肯定感が低い人は、短所ばかりに目を向け、落ち込んでしまう傾向があります。

自己肯定感を上げるためには、積極的に自分の長所を知り認めてあげることが大切です。

自分の長所を認め、伸ばそうと努力する姿は、恋愛相手の目にも輝いて映るでしょう。

③「○○でなくてはならない」という思い込みを捨てる

普段の生活の中で、知らず知らずのうちに「〇〇でなくてはならない」と思い込んでいることはないでしょうか。

たとえば「友人の頼みを断ってはいけない」「メイクしないと外に出てはいけない」などです。

いつの間にかできてしまっている、自分ルールを少しずつゆるめてみましょう。

「友人でも嫌なことは断ってもいい」「コンビニに行くだけのときはすっぴんでもいい」と自分に許可してあげることで、自由な気持ちを取り戻せ、恋人の前でも自由に振る舞えるようになっていきます。

④失敗しても自分を責め過ぎないようにする

仕事でもプライベートでも、失敗してしまうことは誰にでもあります。

大切なのは、失敗したときに自分を責めて落ち込むのではなく、「上手くいかない方法を見つけた」と前向きに捉えることです。

失敗をポジティブに捉えて前に進む姿は、恋愛相手の目にも好ましく映るはずです。

⑤「好き・嫌い」「したい・したくない」などを正直に伝えるようにする

自己肯定感が低い人は、相手の顔色をうかがい、自分の意見を主張できないことがしばしばあります。

相手に合わせることが癖になっている人も、少し勇気を出して、自分の好き嫌いやしたいこと、したくないことを正直に伝えるようにしてみましょう。

きちんと自分の気持ちを伝えたほうが、友人や恋愛相手と深い関係を築けるようになります。

⑥人の発言を深読みせず、言葉通りに受け取る

自己肯定感が低いと、相手の発言を深読みし、悪いほうに捉えてしまう傾向があります。

たとえば、好きな相手から「真面目だね」と言われたら、「つまらない人だと思われているのかな」とネガティブに考えてしまうのです。

相手は褒めるつもりで言ったかもしれないのに、ネガティブに捉えてしまってはもったいないうえ、恋愛のチャンスを逃しかねません。

人の発言は深読みせず、客観的かつ言葉通りに受け取るようにしましょう。

⑦「私ならできる」「私は魅力的だ」などの自信を、根拠がなくても口に出す

自己肯定感を上げるには、普段から自分に対してポジティブに考えることが大切です。

まずは家にいるときに「私はすごい」「私はできる」「私は魅力的だ」など、自分の自信になる言葉を口に出してみましょう。

根拠がなくても、大丈夫です。

最初は違和感を覚えるかもしれませんが、実際に口に出すことで、ネガティブに考えがちだった自分を変えていくことにつながります。

⑧自分を褒める言葉を口に出す

家にいるときに、自分を褒める言葉を口に出してみましょう。

自分を褒めることで、自然と自分の良いところに目がいくようになります。

冷静な気持ちで客観的に自分を見て、すごいところや良いと思うところを褒めてあげてください。

良いところを見つけて褒める癖がついていると、恋愛でも相手との関係を良好に保つのに役立つでしょう。

⑨仕事・趣味など何かしら夢中になれることを見つけ、自己研磨する

仕事や趣味などに夢中になって取り組んでいる人は、異性からも魅力的に映ります。

自己肯定感が高い人は、常に自分と向き合い、自分磨きをしているものです。

夢中になれるものがないという人は、まずは興味のあるイベントに参加してみたり、映画館に足を運んでみたりしてみましょう。

普段と違う世界に足を踏み入れることで、新たな自分を発見できるかもしれません。

⑩「ありのままの自分」から離れていく人は追わなくて良い!

友人関係でも恋愛関係でも、大切なのは対等で尊重し合える関係です。

ありのままの自分を出したときに、離れていこうとする人を追う必要はありません。

追いかけて相手に縋ったり、無理やり引き留めておいたりする関係は、いずれ破綻してしまいます。

恋愛においても、ありのままの自分を受け入れてくれない相手では、つらい恋になってしまうでしょう。

「あの人とは縁がなかったのだ」と考え、思い切って手放すことが、新たな出会いをもたらします。

【まとめ】過去の環境は変えられない。今から少しずつ自己肯定感を高めれば大丈夫!

恋愛が上手くいかないと悩んでいる人も、諦める必要はありません。

少しずつ自己肯定感を高めていけば、今からでも素敵な恋愛ができます。

過去のつらいできごとやトラウマなどは変えられなくても、今の自分を大切にして認めてあげてください。

きちんと自分と向き合っている大人の女性は、異性からも魅力的に見えるでしょう。

本記事を参考に、少しずつで構わないので自己肯定感を上げていき、健康的で素敵な恋愛を楽しんでみてください。

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この記事を書いた人

心も体も健康で、自分らしく生きてほしい。そのために多くの選択肢を与えたい。
そんな思いで、女性の生き方を見直すきっかけとなるような、有益な情報を発信しています。

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